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「表千家[初代] 利休宗易 抛筌斎」
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表千家[初代] 利休宗易 抛筌斎
現代にも伝わる「利休好」はいずれもシンプル
利休は侘び数寄の発展の過程で、華美な装飾を徹底的に排除し、名物と呼ばれた唐物を否定し、ごくごく質素な国産のものを中心に据えるようになります。 現代にも伝わる「利休好」はいずれもシンプル。無地や木地の質素な肌質、そして黒や朱の一色を好み、徹底的に無駄を排除しています。それは徹底した機能美であり、それこそが茶の真髄でもあると言えるでしょう。 その中でもっとも有名なのが「楽焼」です。黒一色で、どこか武張った雰囲気も併せもつ黒楽茶碗は利休好を体現しています。利休は、楽焼の創始者となる長次郎とともに、さまざまな茶碗を生み出す一方で、茶柄杓や茶釜、茶入れなどのいわゆる茶道具以外でも、茶室を彩る棚や台子、花入なども考案していきます。時には自ら竹を削り、作品を作ったこともあったそうです。 また、利休を理解するうえで「見立て」も忘れてはなりません。漁師の使っていた籠を花入に見立てたり、塩入れを香炉と見立て使うなど、日本独自の見立ての精神で、茶道具の可能性を大きく広げたのです。 また、草庵茶室と呼ばれる新しい茶室様式を生み出し、建築のあり方、庭の作り方を考案し当時の美の枠組みを大きく変えた人物でもありました。その意味で千利休は、一介の茶人の枠を超えて、現代にまで通底する美の価値観を決定づけた美の巨人でもあったとも言えるのです。事前査定でもっと便利に
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